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‘本’ カテゴリーのアーカイブ

dazai

  自分は、いったい幸福なのでしょうか。自分は小さい時から、実にしばしば、仕合せ者だと人に言われて来ましたが、自分ではいつも地獄の思いで、かえって、自分を仕合せ者だと言ったひとたちのほうが、比較にも何もならぬくらいずっとずっと安楽なように自分には見えるのです。  自分には、禍(わざわ)いのかたまりが十個あって、その中の一個でも、隣人が脊負(せお)ったら、その一個だけでも充分に隣人の生命取りになるのではあるまいかと、思った事さえありました。 太宰治、「人間失格」より、あまりにも有名な一節。     思春期真っ盛りで自分は人と比べられないくらい特別だと思っていた私はこの一文をみて、あぁ太宰治は天才だなぁなんて思っていたことがる。今は少しは年をとったのでまた違う受け取り方ができる。また40年くらいしたら読んでみたいと思う。 確か太宰が富嶽百景の中で、富士をみて銭湯の富士をみてるようでつまらないなんてことを言っていた記憶がある。富士と一緒に育った私は閉口し、変わらない良さがわからないのに富士を語るなよ、なんて思っていつの日か太宰を読むのを止めてしまっていた。あれからどれだけ経ったであろうか。昔とは全く違う”読み方”をしている自分に驚く。   話は変わってipod。夏にキャンプに行ってお気に入りのipodを紛失してしまってからかなり経つ。音楽の無い中で通勤通学するのもそれはそれで楽しかったりする。楽しいけども、どうしてもipodが欲しい。というわけで買ってしまった。ipod nano 16GBブラックとATH-CKS70というイヤホン。レビューはまた今度。

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自分の書いたブログを後で読み返すと死にたくなって結局消す。   よくある。   さて、先日本屋に行って来た。ここ数年間、海外の本ばかり読んでいたので今年の秋は日本文学を吐き気がする程読んでやろうと決めていた。図書館と違って本屋がおもしろいのは、実に色々な世代の人々、色々な生活リズムの人、そして大して本など読む気も無い人など多種多様な人間がいる点である。 通称赤本を立ち読みしている高校生をみて心の中で頑張れとそっと囁き、新書の匂いに便意を催させられながら本を探すあの感じを随分長い間経験していなかった。 例のごとく便意に悩まされながら、何となく目に入った作品があった。 人のセックスを笑うな 3時間で読み終えてしまった。感想は後日述べるとしてもう一度読み返す必要がある本だ。 それからもうひとつ 潮騒 潮騒は昔読んだことがある。しかしどうしても内容が思いだせなかったのもあって、衝動的に買ってしまった。今日の夜に一気に読み終えてしまうつもりでいる。   三島由紀夫は良く読んだ作家の一人である。最期は自衛隊駐屯地で割腹自殺を図ったあの三島由紀夫。なにが最後の最後で彼を突き動かしたのか純粋に疑問が沸いて、一時期いろいろと調べていた。狂ったように彼の作品を何度も何度も読んでいたこともあった。彼について書きたい事がたくさんあるが、今回はやめておく。改めてみると、かなり端正な顔立ちをしている。何を思っているのだろうか。       Yukio Mishima

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